いつもご覧いただきありがとうございます。
普段は法律や労務に関する情報を中心にお届けしていますが、今回は少しコラム的に「採用」についてのお話をしてみようと思います。

社労士として独立する前、私は企業で人事労務の担当者として日々実務に携わっていました。

▼会社員時代に担当していた業務

  • 就業規則の改定
  • 人事評価制度の見直し
  • 教育制度の設計
  • 採用業務全般
  • 給与・賞与計算・年末調整
  • 社会保険手続き
  • 労務相談対応

人事労務の仕事はどれも奥が深く、難しさや大変さを感じるポイントは人や会社によって千差万別です。
一概には言えない部分も多いのですが、私が実務を経験してきた中で「特に大変だった」と感じる業務を挙げるなら、1位は断トツで

採・用!!

(ちなみに、2位は不利益変更を伴う人事制度の変更、3位はハラスメント対応です。)

制度改定やハラスメント対応もそれぞれ難しさや大変さがありますが、私が日々の実務の中で特に大変だと感じていたのが、この「採用」でした。

実務で痛感した、採用の何がそんなに大変なのか?

自社で採用業務に携わっている人事担当者様や、経営者様ならきっと共感していただけるのではないでしょうか。
採用現場には、特有の苦労と葛藤が詰まっています。

1. 「早く採らなきゃ」という焦りと「ご縁」のはざま

現場からは「早く人を補填してくれ」という雰囲気を出され、経営層や現場からは高い人材基準を求められる。しかし高い人材基準にすればするほど、応募者数は減り、競合他社との取り合いになる。かといって基準を変更するとミスマッチが起こり定着率に関わる…。
焦る気持ちと、「自社に合う人と出会いたい」という想いの間で、常に板挟みになります。

2. 終わりなき採用戦略の見直し

人材紹介会社でダメならハローワーク、ハローワークでダメならスカウト型求人、それでもダメなら……と媒体を切り替える泥臭い戦略立てが必要です。

さらに「応募が来ないなら条件を見直そう」となっても、現場の理解を得たり、経営者と交渉したりと、社内調整だけでもかなりの労力がかかります。インターンなどのイベント企画や広報も含め、採用したい人物に出会うためにやるべきことは山積みです。

3. やっと入社してくれたのに……

試行錯誤を重ね、膨大な時間とコストをかけて「やっと入社してくれた!」と喜んだのも束の間、すぐに離職されてしまうときの絶望感。
「泣ける……」と思わず漏らしたくなるような瞬間は、採用担当者なら誰もが一度は経験しているはずです。

結局、採用は「ご縁」。だからこそ「質の向上」と「戦略」が必要

どれだけ知恵を絞って頑張っても、来ないときは本当に来ません。逆に、ふとしたタイミングで素晴らしい方とぽっと巡り会えることもある。
採用はどこまでいっても「ご縁」という要素を切り離せません。

だからこそ、「採用実績〇〇人!」と数字だけを誇るようなお約束は難しい側面があります。

しかし、ご縁を引き寄せるための「応募者数のアップ」「自社が求める人材(質の向上)」は、正しい戦略を立てることで確実に近づけることができます。

現場の苦労を知る社労士だからこそ、できること

現場での採用は、本当に大変です。
だからこそ、その苦労を企業の実務担当者として身をもって知っている社労士として、少しでも企業の力になりたいと考えています。

当事務所の顧問契約では、サポートの一環として「求人票の作成(月1件)」を行っています。
単に型通りのきれいな文面を作成するだけではありません。

・地域の給与相場や業界相場を踏まえた、適切な賃金設定の検討

・「本当に来てほしい人材」の目に留まり、応募につなげるための文面戦略

貴社の状況や想いにじっくり耳を傾け、現場と経営の双方に寄り添ったお手伝いをさせていただきます。

「なかなか良い人材が集まらない」「求人票の書き方を見直したい」とお悩みの経営者様・人事担当者様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。素敵なご縁を引き寄せるアプローチを、一緒に考えていきましょう。